エラーが起きるとき、ページが見つからないエラーであれ、サーバーの内部エラー、もしくはその他の例外であれ、symfonyはエラーページを表示します。 ページの内容は環境とリクエストの形式によります。
説明をわかりやすくするために、ArticleモジュールのHTML、XMLもしくはJSON形式の表現を返すAPIモジュールを持つアプリケーションがある場合を考えてみましょう。
これを機能させるルーティングの構成は次のとおりです:
// apps/frontend/config/routing.yml
api_article:
url: /api/article/:id.:sf_format
param: { module: api, action: article }
requirements:
sf_format: (?:html|xml|json)
関連モジュールは次のとおりです:
class apiActions extends sfActions { public function executeArticle($request) { $this->article = ArticlePeer::retrieveByPK($request->getParameter('id')); $this->forward404Unless($this->article); } // ... }
存在しないidをリクエストに渡すと、アクションは404ページに転送されます。
開発環境の中でHTMLフォーマット(http://localhost/frontend_dev.php/api/article/1.html)を使う場合、次のようなエラーメッセージが表示されます:

運用環境(http://localhost/frontend_dev.php/api/article/1.html)において、明らかなセキュリティ上の理由からページは大きく異なります:

では、開発環境でフォーマットをXML(http://localhost/frontend_dev.php/api/article/1.xml)に変更するときにこれがどのように振る舞うのか見てみましょう:

次に、運用環境(http://localhost/api/article/1.xml)です:

ご自分で確認できるように、symfonyに返されたエラーメッセージはリクエストされたXML形式です。
この例は404ページのためにエラーメッセージをカスタマイズするお手本を示しましたが、他の捕捉されない例外に対しても同じことが当てはまります。
テンプレートをプロジェクトのディレクトリ(config/error/)もしくはアプリケーションのディレクトリ(apps/frontend/config/error/)に追加することでそれぞれのフォーマットの出力をカスタマイズすることもできます。
たとえば、XML形式のエラーメッセージのための出力をカスタマイズするためには、config/error/error.xml.phpファイルを作ります。
symfonyはカスタマイズされたテンプレートが存在すればデフォルトの代わりに使うぐらい賢いです:
<?xml version="1.0" encoding="<?php echo sfConfig::get('sf_charset', 'UTF-8') ?>"?>
<error>
<code><?php echo $code ?></code>
<message><?php echo $text ?></message>
</error>

エラーメッセージのテンプレートをカスタマイズするとき、次の変数にアクセスできます:
$code: レスポンス状態のコード$text: レスポンス状態のテキスト$name: 例外のクラスの名前$message: 例外メッセージのメッセージ$traces: PHPトレースすべてを含む配列$format: リクエストされたフォーマット
あまり面白くない出力だとしても、config/error/exception.xml.phpを作ることで、開発環境での出力をカスタマイズすることも可能です。
デフォルトのテンプレートはsymfonyのlib/exception/data/ディレクトリに保存されておりこれはテンプレートをカスタマイズするための良い始点です。
あなただけの独自フォーマットを作るとき、適切なエラーメッセージのテンプレートを作ることが必要になります(config/error/error.FORMAT_NAME.phpとconfig/error/exception.FORMAT_NAME.php)。
タスクを簡単にするために、既存のエラーテンプレートを格納できます。 たとえば、フォーマットがXMLのようなものである場合、デフォルトのXMLエラーメッセージのテンプレートを格納できます:
<?php include sfException::getTemplatePathForError('xml', true) ?>
フォーマットのサポートは可能な限りHTTPを受け入れるsymfonyの別の実例でもあります。
This work is licensed under the Creative Commons Attribution-Noncommercial-No Derivative Works 3.0 Unported License license.